すきっ歯
すきっ歯について

すきっ歯になる理由
幼児〜小学生の期間中に一時的に前歯にすき間が生じる時期があります。
しかし、すき間の大きさが広すぎる場合やなかなかすき間が閉じてこない場合には注意が必要です。
すきっ歯になる原因
- 過剰歯(余分にできてしまった奇形の歯)が2本の前歯の歯根の間にできている場合
- 側切歯や犬歯が本来の位置からずれた場所からはえてきてしまった場合
- 側切歯がはえる位置には問題がなくても側切歯自体が矮小歯(歯のサイズが通常よりも小さいサイズの状態ではえてくる歯のこと)の場合
- あごの骨の大きさと1本1本の歯のサイズバランスがとれていない場合
- 上唇小帯(上唇のひも)が2本の前歯の間まで長く伸びてしまっている場合
- 指しゃぶりや舌の習癖がある場合
すきっ歯を矯正する際の
矯正方法について
乳歯列期の後期では歯並び全体にわずかなすき間が生じてきます。それは永久歯がはえてくるためのスペースを確保しようとあごの骨が広がってきた証拠です。
同じような現象が小学生の頃にも存在します。乳歯から永久歯の前歯に生え変わる時期はugly duckling stage(:アグリーダックリングステージ、みにくいアヒルの子の時期)と言われ歯のすき間が正中にでき、側切歯、犬歯がはえてそろうにつれて正中のすき間が閉じていきます。
このような場合は治療の必要はありませんが、それ以外の原因が疑われる場合は原因に対するアプローチが必要です。